費用を、数量との関係で分ける
架空の月間販売計画で、セット価格600円、1個あたり変動費360円、月間固定費48,000円とします。変動費は360円×販売個数、固定費はこの販売規模では48,000円のままと仮定します。
実際の費用は操業規模などで変わる場合があるため、どんな数量でも固定費が永遠に一定とは考えません。
| 月間の数量 | 売上高 | 変動費+固定費 | 利益 |
|---|---|---|---|
| 150個 | 90,000円 | 54,000+48,000円 | −12,000円 |
| 200個 | 120,000円 | 72,000+48,000円 | 0円 |
| 250個 | 150,000円 | 90,000+48,000円 | 12,000円 |
1個売るごとに、固定費の回収へいくら残るか
価格600円から変動費360円を引くと240円です。これが1個あたりの限界利益で、まず固定費の回収に充てられます。
200個なら240×200=48,000円となり、固定費とちょうど同じです。そのため損益分岐点販売量は48,000÷240=200個、売上高は600×200=120,000円です。
境目と、黒字を区別する
200個では利益はゼロ。利益をプラスにするには、この条件なら201個以上必要です。
販売数量を整数とする問題では、割り算の結果と求める条件を確かめます。また値下げで数量が増えても、1個あたりの限界利益が減れば黒字にならない場合があります。
この例は単一商品・全量販売で、税金やその他の費用は別途考慮しない学習用の条件です。